2018年の夏の甲子園大会は記…
夏の甲子園大会は記念の100回大会です。
平成最後の夏の甲子園に、素晴らしい投手が現れました。
秋田県代表の秋田県立金足農業高校の3年生吉田輝星選手です。
球速は最速で150キロを計測する速球派で、そして秋田大会5試合を全て一人で投げ抜き、甲子園大会に出場。
甲子園大会でも鹿児島県代表の鹿児島実業や神奈川県代表の横浜高校を相手に奪三振の山を築き、日本中が大騒ぎになっています。
ところで神奈川の吉田輝星選手、マウンドに立つ姿が爽やかでイケメンだとか、いろいろ言われていますが、笑顔からこぼれる歯が白いのが印象的ですよね?
っつーか、白過ぎませんか?
あれはマウスピースを着用しているからなんです。
ボクシングならわかるけど、野球のピッチャーでマウスピースってけっこうめずらしくありません?
なんでつけてるの? なんの効果があるの? その辺、歯が白い!以外のちゃんとした理由を調べてみました。
甲子園100回記念大会の前からすでに超高校級との評価を受けていた金足農の吉田輝星選手。
各球団のスカウトは、プロ志望であれば間違いなく2018年のドラフトのNo.1投手だと口をそろえて評価しています。
身長は176㎝とあまり高くないものの、ピッチングフォームに無駄がなく、強烈にスピンのかかったボールは打者の手前で浮き上がっているようにすら見えるほどです。
しかし、メディアの報道によれば本人は今のところプロ志望ではなく大学進学を希望しているとのこと。
これだけの逸材が4年間もアマチュア野球に時間を割くのはもったいないな…という気がしなくもないです。
大学野球が悪いわけではありませんが、すでにプロレベルなのであれば、プロに進んだ方が成長も早いように勝手に思う次第です。
ところで、大船渡高校の佐々木朗希選手といい、大谷翔平選手と菊池雄星選手を排出した花巻東高校といい、東北の高校って、雪で練習ができなかったりと雪が降らない県に比べて大変なはずなのに、素晴らしい選手を排出し続けてますよね。
この辺、もしかしたら科学的なトレーニングの導入と無関係じゃないかもしれませんね。
屋内練習でも強くなれる練習法とかね。
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夏の甲子園100回記念大会で最速150きろのストレートを武器に三振の山を築いている秋田県代表秋田県立金足農業高校の吉田輝星選手。
マウンドで投げる姿をアップで映し出すカメラに映るのは、日焼けした顔に白い歯…
なのですが、以上に白くない? と日本全国から声があがっています。
これはマウスピースを着用しているため、実際の歯ではないんですね。
野球で、それも高校野のピッチャーでマウスピースを着用している投手を見るのは、わたしは初めてですね。
そもそもマウスピースって、なんのためにつけるのか?といえば、それは歯の噛み合わせをよくするためです。
極限まで鍛えたアスリートが最大のパフォーマンスを発揮するためには、力を入れる瞬間にキチンと力めないといけないそうで、特に奥歯がしっかりとふんじばれないと、最高のパフォーマンスは発揮できません。
実際、吉田輝星選手もあまりにも力む力が強すぎて、奥歯がかけてしまったことがあるんだとか。
スポーツ医学の観点から、マウスピースはパフォーマンス向上に非常に効果的であることがわかっています。
サッカー選手がガムを噛みながらプレーするのも、一つの動作を一定のリズムで行うことで集中力を高めるためだといわれています。
この辺、時代遅れの代名詞の高校野球でも少しは科学的な根拠のあることをやり始めているんだな~と、ちょっと感心した次第です。
あとは無駄な丸刈りを廃止することですね。
プレーに髪型は関係ないですからね。
横浜戦の最後のバッターを三振に仕留めた球はストライクではありませんでしたが、160球以上を投じている疲れた状態でも浮き上がるような軌道を描いており、強烈なスピンがかかっていることがわかります。
ここぞという場面でギアが一速あがる感じでしょうか?
最速150キロを誇るストレートと、カーブ、スライダー、カットボールにチェンジアップ。
球種にフォークボールがないみたいですが、甲子園で活躍するピッチャーでフォークを投げないピッチャーは最近だと珍しいのでは?
135キロくらいの真っすぐっぽい起動の球は、テレビだとストレートと表示されますが、もしかしたらカットボールなんでしょう。
ちょっとだけ動く球ですね。
メジャーリーガーが必ず投げる球です。
高校野球のピッチャーの球はキレイな軌道のストレートがほとんどですが、プロで活躍するなら絶対カットボール投げれた方がいいですからね。
ストレートの球速に注目が集まりがちですが、吉田輝星選手のカットボールと強烈なスライダーもプロ注目の球種といえそうです。