ドラマ版「この世界の片隅に」 …
ドラマ版の「この世界の片隅に」もついに最終回です。
なんやかんやアニメ版の映画との比較がされてきましたが、ドラマ版の「この世界の片隅に」面白かったですよ。
すずさん役の松本穂香さん、とても良かったですし、旦那さんの周作役の松坂桃李さんも素晴らしかったです。
尾野真千子さんの義姉の径子の演技も話題になりましたね。
最終回は、榮倉奈々さんが出演する現代パートがどう結末をくくるのか、ここがとても気になります。
終戦を迎えて、空襲警報におびえる生活は終わりを告げたものの、物資不足はいよいよ深刻になっていきます。
周作の父円太郎(田口トモロヲ)は再就職が決まります。
義姉の怪子(尾野真千子)も働きにでることになります。
周作(松坂桃李)は海平団に招集されたままいまだ戻りません。
周作の安否が気がかりなすずさんですが、それと同時に広島の実家の様子も気になります。
そしてついに、すずさんは広島の実家を訪ねる決心をします。
1話に登場した以来の宮本信子さんが再登場です!
ということは、撮影のだいぶ早い時期にこの最終回のシーンも撮影したのでしょうかね?
さて、最終回、現代パートの榮倉奈々さんの役割に注目して楽しみにしたいと思います。
あんあまりお涙頂戴みたいにはしないでほしいんだけどな。
見た感想:
戦争が終わっても物資が足りず、厳しい生活を強いられても、食事がおいしいとやっぱり人って笑顔になるんですね~。
径子とすずさん、なんだかほんとの姉妹みたいですね…
全体を通して一番過酷な運命なのは義姉の径子なんじゃないかな…と思うようになりました。
まだ晴子の幻影を見てしまうんですね…
すずさんも片腕を無くすなど大変な経験をしてますが、旦那の周作がいますしね…
径子は旦那も子供たちも無くしてしまって、出戻って…
ご両親が亡くなって、周作とすずさんに子供ができたら、径子の肩身はどんどん狭くなっていくのか…
そう想像すると、ふびんで仕方ありません。
たぶんね、尾野真千子さんじゃなかったらもっと湿っぽくてお涙頂戴になっちゃって、見れんかった気がします。
でもそんな状態でも北條家の女性たちには笑顔があるのがいいですね!
物々交換にだす着物を選定してるシーンとかね。
「わたしが娘の頃のだから、もう似合わないし…」
「ああ!」
「そんなことありませんやろ!?」
すずさんのこのKYな感じが最高です。
幸子の幸せそうな感じがたまらない!
リアカーおしてるところとか、ほんとに楽しそう!
宮本信子さん、あまちゃんの夏ばっぱもそうだったけど、強い女性を演じさせたら右に出る人はいないね。
ただ軒先で作業をしているだけなんだけど、それだけでなにかを感じさせてくれるな…
宮本信子さんと伊藤紗莉さん(幸子)を入れたのは大正解かな、ドラマ版。
松坂桃李さん、制服姿立派やな~。
そっか、広島で養女にした女の子が節子なのか。
現代パートの女性ね。
最後、よかったな~。
軍服着ていた男たちがスーツになって、塩なしの芋しか並ばなかった食卓に炊き込みご飯がならぶようになって。
ちょっとずつ豊になってるのがわかるね。
最後まさかのカープ!?
そうか~、すずさんカープ女子なんだね…
そうだよね、広島の象徴っていったらやっぱりカープかあ~。
ラスト、すごいよかった!
最終回だけでも、見なかった人は見逃し配信、見た方がいいですよ!
しっかりドラマ版のオリジナリティがだせてるし、湿っぽくなり過ぎないようにできてるのがよかったな、わたしには。
最後に、最終回、一番見てて辛かったのはね、すみちゃん(すずさんの妹)かな。。。
すずさんの元へ急ぐ周作を見つめるすみちゃんは、結婚とか、自分を必要としてくれる旦那さんとか、すずさんが持っているものを、自分は手に入れることができないことを、悟ってる感じがした…
映画にしろドラマにしろ、オリジナル脚本に勝るものはないな…
正直そう思わされたドラマ版「この世界の片隅に」でした。
原作の小説や漫画を実写にするのは本当に大変。
必ず「これじゃない」的なコメントはでてきますし、事実そう感じた視聴者が一定数いることも無視できないわけで。
ドラマ版の「この世界の片隅に」に唯一ケチがついたとすれば、やはりクレジットの騒ぎじゃないでしょうかね?
あの一件の後、明らかにこの作品に対する風当たりは強くなりました。
あれは現場の制作班とはまったく関係のないところ、それこそプロデューサーとか放送局のレベルでの落ち度だと思うので、しっかり根回しするなり、すり合わせるなりしておいてよ!と思いました。
なんかいまいちらしいよ? という先入観を持ってしまうと、見ない人もいるわけで。
見てみたら意外と面白かった!という声もまた一定数あったので、批判はやはり見てからにしたらよいでしょう。
一般の視聴者がSNSで面白いとか、面白くないとかを書き込むのは当たり前として(そうじゃないとドラマなんてもはや盛り上がらない時代)制作する側がネガティブな要素を作り出してしまうのはやめてほしかったですね。
自分の目で見て、良し悪しの判断をしないと、フェアじゃないですよ?
わたしはのんさん演じるすずさんがほんとに素晴らしくて、実写も絶対のんさんだろ!って強く思っていましたが、ちゃんと自分の目でドラマを見たら、松本穂香さんの演技がどうしようもないくらい素晴らしくて、1話以降のんさんがどうこうという意見は持たなくなりました。
確かにちょっと演出面で、う~ん、ちょっとな~という回もありました。
でも出演されていた役者さんの演技がみなさん素晴らしくて、そのパワーで最終回まで見てしまいましたね。
やっぱり、配役はオーディションで決めるに越したことはないな…
そう思わされた作品でもありました。
TBS公式 YouTuboo Published on 09/02/18
阿部寛さん主演ドラマ「下町ロケット」の続編がスタートします。
阿部寛X池井戸潤のタッグで再び大ヒットなるでしょうか?
そのほかのキャストに竹内涼真さん、土屋太鳳さん、真矢みきさんなど、かなりの豪華キャストで放送するみたいですよ。
引き続き、「下町ロケット」の感想も書いていきますので、よろしくお願いいたします!