「愛唄」見た感想…清原果耶の演技力がハンパない映画!それ以外の評判の悪さを解説!!

清原果耶さんが出演しているなら見てみよう!

ということで、横浜流星さん主演映画「愛唄」をネットフリックスでサクッと見ました。

わたしはドラマ「俺の話は長い」でファンになった清原果耶さんが助演女優だったので視聴したのですが、清原果耶さんの演技はやっぱり素晴らしかった!

横浜流星さんもよかったし、この二人のファンだ!!という方、あるいは予備知識ゼロの人…もぜひ視聴してみてください、なにも知らずに見れば映画としての完成度は高いし、楽しめますよ!

逆に、主題歌のGreeeNの歌から入った人は、ご愁傷様です…やはりプロの脚本家じゃないせいか、歌と脚本はそれほどシンクロしていませんし、作中で歌唱される「愛唄」はよくぞあの歌唱力で映画のラストに歌わせたな!とむしろ制作陣の度胸に敬服するレベルで下手です!

病院で出会った不思議な少女(清原果耶)がなんと愛読書であった詩集の著者だとわかる、この映画は中盤から一気に面白くなりますので、序盤は寝ててもOK!正直、序盤は微妙だから。

横浜流星主演映画「愛唄‐約束のナクヒト」の序盤が眠くて仕方ないのはなぜか?

愛唄, 清原果耶, 横浜流星

会社の人間ドックを受けたらいきなり余命90日という告知を受ける…冒頭テンポよく事が起きて、いきなり飛び降りを実行しようとするトオル…それを軽いノリで止める幼なじみのスカジャン…

この辺は見ていてダルさMAXですよ…幼なじみのスカジャン君の演技がうっとおしい…

残された日々を楽しく過ごすんだ…という方向性をだすために突如スカジャンを着た幼なじみと再会して、軽い感じで励まされて、「お前になにがわかるんだ」的な事を言ってキレる…

はっきり言ってダルい!!ほんと、よくあるパターンすぎて新鮮味はゼロです。

しかもスカジャンを着た幼なじみ役の役者さん、演技イマイチだし無駄にテンション高いし…

あ~、この映画は外れか?そんな風に思いながらももうちょっと見進めていくと、ようやく清原果耶さん演じる謎の少女が登場です。それはもうちょっと後の話です。

ここまで1時間…もっとギュッとできたのでは?ぐらい、ちょっと入り込めませんね。

なぜなら、トオルになにも起きないからwww

余命90日を宣告されてから偶然であった女性(成海璃子)にちょっと恋心をいだくトオルですが、いまからいなくなる人間が告ったって迷惑なだけだ…とか言って行動しません。

余命いくばくもないトオルの生きざまを見せる映画なのかな?じゃあ清原果耶はどこで登場するの?ここまでだと、何を見せたい映画なのかよくわかりませんねwww

そんな疑問を抱きつつ50分も見ますと、ようやくトオルが大好きな詩集「K」の著者、凪が登場します、いわゆる清原果耶さんの登場です。

清原果耶の演技が圧倒的すぎる後半1時間!

横浜流星, 清原果耶

凡庸な内容に終始した前半の1時間を我慢しますと、この映画は面白くなります!

特に58分あたり、トオルが、病院から一歩も外に出ることができない病弱な凪を外の世界へ連れ出すシーンは桜並木の美しさの映像美もあって、とてもいいシーンでした。

二人とも余命宣告を受けている以上、映画のラストは余裕で予想できるのでこういう楽しいシーンは思いっきり楽しみたいですね、こういう余命ものの映画は!!

それでも楽しそうな凪の表情の中に、ふっと瞬間的に曇った表情が入る事で凪の心の寂しさが伝わってきます。

健康な同世代の人達には当たり前の学校生活も、凪にはかなわないもの…彼女はそれをわかってるのかな…ちょっとした表情の変化で凪の心の寂しさを視聴者に伝えてくる清原果耶さん、やっぱ凄いわ~。

ざっくり書くと、トオルと凪の二人が映画後半でしたことは、朝日が見たい!という凪のリクエストに応えるべくトオルは凪を病院から連れ出し、海辺で朝日をみようとするも凪の病状が悪化して病院リターン…凪の両親爆切れも、それでも朝日が見たいのでもう一回挑戦!

文章にするとこれだけなので、正直脚本的にはいかにも凡庸な内容かもしれませんが、横浜流星さんと清原果耶さんの演技の熱量だけで乗り切る!という映画制作の荒業を堪能できますよ!

それはいいか悪いは知らないけど、二人の熱演は見ごたえありましたね。

トオルと凪の二人の時間の描き方はとても丁寧で、見ていてとても心地いい時間でした。それもこれも役者さんの演技力で乗り切った感があるので、映画の出来栄えとしてはちょっと微妙かもしれませんが、楽しめますよ。

どうも世間的にはあまり評判のいい映画ではないみたいですが、ネットフリックスやアマゾン・プライムで見る事ができます。

わたしはネットフリックスもアマゾン・プライムも利用していますが、有料ストリーミングのメリットっていうのは、気に入った女優さんの過去作品なんかを片っ端からはしごして視聴できたりすることですね。

わたしは最近だと、本作の清原果耶さんの作品「透明なゆりかご」「宇宙を駆けるよだか」など彼女の過去作品をネットフリックスでやっと視聴できましたし、山崎賢人さんの過去作品も「わたしってバカなのかな?」って自分で思えるくらい見まくってます!

「愛唄」見た感想まとめ…やっぱりGreeeNありきの脚本は無理があった

前章で書いた通り、後半1時間のトオルと凪の二人だけの時間の見せ方はとても良かったのですが、やはり脚本の出来の悪さは最後まで見終わってからも感じてしまいました。

作品全体としての出来栄えはそう悪くないと思いつつも、作中でGreeeN作曲の「愛唄」を歌うトオルの幼なじみ君の歌が下手すぎた件とか、実は幼なじみ君も余命宣告を受けていた…という伏線を映画冒頭でこっそり展開し、映画の最後の最後で回収するも、誰も気が付かない&そこは全然感動しないし、共感もない…とか。

GreeeNの曲を映像化した…とかそういう予備知識ゼロで見る分にはしっかり楽しめる作りになっていますし、なにより清原果耶さんがやっぱりわたしには素晴らしいと思えたのでOK!

おわり

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です