おしゃれマッシュルームカットの…
スピッツファン歴25年とちょっとのクスコです。
スピッツを代表する曲「楓」の話をしようと思います。
僕は「スピカ/楓」のCDシングルも買いました、当時。
楓はA面のシングルではなかったんですよね。
あれ? 両A面シングルだったっけな?
だいぶ前なので記憶がさだかではありませんね…すいません。
まあでもスピカの方が売上ランキングの番組なんかではA面あつかいでしたね。
スピカの仮タイトルは「粉のように」だったと会報かなにかでマサムネさんが言ってた記憶が。
僕はスピッツの「スピッツベルゲン」というの会員でもあります。
よくスピッツの歌詞の意味が分かりづらいとか、なんの歌かわからない!という若い世代のリスナーの声を耳にするので、ネットもSNSもなかった時代の情報をちょっと紹介しようと思います。
当時、こんな情報がでまわっていたよ、ということと、僕自身のスピッツの歌に対する解釈になります。
楓のエピソードとして、発売当時マサムネさんのお知り合いが出産後に赤ちゃんが亡くなってしまった、というエピソードがあります。
これは割と出回っているエピソードみたいですね。
検索するとでてきますよ。
その赤ちゃんをモチーフとしてイメージして作った曲…というような、今となっちゃ出典不明の情報がありました。
赤ちゃんの手のひらのサイズがちょうど楓の葉っぱとおんなじくらい、だからタイトルが「楓」というものでしたね。
このエピソードはだいぶ昔から僕の記憶の中にはあったのですが、でどころが雑誌のインタビューだったか、会報だったか、それもともっと別のソースだったか…
ちょっと思い出せないので、ほとんど都市伝説みたいになってしまいましたが、シングルCDのジャケット写真にはなぜか「楓の葉っぱ」と「目」それから「手」のデザインが。
このデザイン、スピカの爽やかな夏の七夕のイメージとは程遠いデザインで、かなりショックでしたね。
spitzclips Published on 4/16/2010
だから歌詞の一人称を父親か母親と(僕とあるので父親かな?)仮定して聞いてみると、恋人同士の曲…という先入観が揺らいできます。
代わる代わるのぞいた穴…は、保育器の中の赤ちゃんを代わる代わる覗いてくる親戚とか、お友達とか? 大人たち…が覗いた穴は赤ちゃんの「目」なのかな? という解釈もできませんか?
君の声を抱いて歩いていく…のだから、おそらく一緒ではないんでしょうね?
呼び合う名前が…の下りは、恋人たちともとれますし、子連れの家族ともとれませんか?
マサムネさんは一度も曲の解釈をパブリックで語った事がありません。
それは曲の解釈は全てリスナーに委ねるというスタンスだからだそうです。
ので、このなかば都市伝説みたいな「楓」の解釈も、でたらめではないんですけど、そういうまことしやかにささやかれている情報があって、そういう解釈でこの曲を聴いている人がいるよ…くらいでお願いします。
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スピッツの曲で、ちょいちょい「季節」という単語が使われていますね?
新しい季節…とか、季節が僕を追い越して…とか。
季節は春夏秋冬、うつろうので、マサムネさんは時間の経過を表現するときに「季節」という表現をするのかな? と思っています。
ので、ロビンソンでなぜかせつない日々っていうのは、昨日今日のビビっときた恋じゃなくて、好きになってからけっこう時間がたっているのかな~とか思います。
季節が僕を追い越してしまうのは、僕が「この世にいないから」なのかな? とかね。
エンドロールには早すぎる、好きなんですよ~。
この世に二人だけ…の世界の浜辺を破滅にむかって歩いてる…みたいな、ちょっとこの世の終わりみたいな感じ、この世界観好きです。
夜を駆けるとかもね。
時に、スピッツは七夕推進委員会(自称)なので、スピカ他にも「涙がキラリ」やイメージ的に「流れ星」のような七夕ソングっぽい曲が数曲ありますよね?
「流れ星」トリビアとしては、このPV(プロモーションビデオ)は吉田大八監督の作品ということです。
あとスピッツ版の「愛のしるし」も。
詳しい人はもうご存じですよね?
吉田大八監督は「腰抜けども、悲しみの愛を見せるろ」「霧島部活辞めるってよ」「紙の月」などのヒット映画&賞を受賞した作品を連発しているもはや超売れっ子映画監督ですね。
僕は「愛のしるし」のPV好きですね。特に学生服バージョンは、マサムネさんだけ丸メガネかけててヴィジュアル的にも楽しめます。
アルバム「フェイクファー」が発売された時、残念ながら月間アルバムチャートでは1位をとれなかったんですよね~。
1位はね、パフィーの「JET CD」っていう作品…当時はパフィー人気凄かったですからね。
「愛のしるし」もまさにマサムネ作品の提供ですよ。
Mステのスペシャルに出演した時も、冷たい頬を披露してましたが、テツヤ、あてふりに抗議してか、明らかに演奏と手が合ってない…
ポーズだけかっこよくしてるけど、手元はめちゃくちゃだった。
多分面白くはなかったんだろね。
マサムネさんも「ゆーめーのーつーーーぶをー」のところで音はずしてるっぽいしね!
昔はマサムネさん、今ほどボーカルうまくなかったよ、はっきり言って。
フェイクファーは色々試行錯誤の作品。
スピッツも笹路正徳さんのプロデュースを蹴って、セルフプロデュースを目指していた混迷期だったとか。
マサムネさんも「フェイクファー」は納得いってない…的な発言を後日談でしてた。
嫌いだった時期がある…だったかな?
当時「草野マサムネ ロックンロール宣言」っていうのがあってね。
テレ東の「ジャパンカウントダウン」という外資系の音楽に特化した番組にマサムネさんだけ出演して、もう一回ロックの原点からやり直したい…的なことをけっこう長い尺使ってインタビューに答えてたね。
フェイクファーは一番のお気に入りアルバムです、ハヤブサと悩む。
「センチメンタル」とか「スーパーノヴァ」とか、ビッグ3の頃とは違ったロックテイストの曲が収録されていて、テツヤもそのころファズギター? 汚い音がでるやつね、(楽器はまったくわからない)そのギター使ってたね。
発売されてるDVDに収録されてる「センチメンタル」と「スーパーノヴァ」はファズギターで演奏したテイクだと思う。
っつーわけで、「フェイクファー」は僕が初めて買ったアルバムでもあり、ジャケ写が最高にお気に入り!
僕のは初回限定版だから、逆光の中、ピンクのキャミ着た女の子が紙コップもってカメラを「のぞき込んでる」バージョンね。
以上、「楓」を含めたアルバムの「フェイクファー」のお話でした。
100%、僕の思い出話になっちゃったけどね。
皆さんのスピッツメモリー、よかったら書き込んでいってくださいな。
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フェイクファーについて、前にマサムネさんが言ってたのは 「渚」で自分達の作りたかった音楽がすべて出来てしまったから、後は何を作ればいいかわからなくなった。フェイクファーは そんな時期に もがきながら作ったので、今でも(その語ってた当時) あまり聞きたいと思わない。その作っていた時期の事を思い出してしまうから という事だったよ。ちなみに私が初めて買ったスピッツアルバムは、空のとびかたです。