恋のツキ 1話感想 徳永えりの演技でうまい所と見どころ3つ紹介

ドラマ恋のツキ1話感想2話あらすじになります。

テレ東の深夜枠のドラマ「恋のツキ」

放送前からキャスト発表でサプライズを仕掛けたりと、なにかと話題のドラマになります。

主演は連ドラ初主演女優徳永えりさん。

深夜枠だけに、ゴールデンタイムのドラマの表現とは一味違った表現が期待されます。

女優徳永えりさんの演技のうまさが活きているドラマの見どころシーンを3つ選んでみました。

 

ドラマ「恋のツキ」1話感想 連ドラ主演の女優徳永えり

冒頭からなかなか攻めてくるテレ東の深夜ドラマです。

その描写はゴールデンタイムでは無理ですね、ということをやってきます。

まあそれが楽しみで見ているわけではないので、その辺を掘り下げて書くつもりはありません。

フルタイムの仕事を辞め、映画館イデヲンでチケットのもぎりや清掃のバイトをして生活するワコ(徳永えり)は31歳。

恋人の青井ふうた(ふー君)とは付き合い始めて4年、同棲を初めて3年の関係。

ワコは両親にふー君を紹介するつもりですが、ふー君はまるでその気がなし。

ついていくから土産も適当に選んでおいてくれ…

新婚カップルや付き合い縦のカップルのような初々しさはもはや皆無の状態です。

頼り甲斐もなく出世もしそうもない相手ですが、なにしろ自分はもう31歳、31歳のバイト生活の自分と一緒にいてくれる人がいるだけまし……

そんな満たされない日々を漠然と過ごすワコの前に15歳の伊古ユメアキが現れて…

映画の上映中に落とした学生証を隠し持ってしまうワコ。

お揃いのニューバランスの靴をはいた、自分と同じ映画の趣味を持つ16歳も年下の少年にときめきを隠せない…

1話はこんなところ。

女ごころの欠片も理解していない、ガサツで甲斐性無し、出世もしそうもなく男女の関係もタンパクなふー君役をロックバンド「黒猫チェルシー」のボーカル渡辺大地さんが好演しています。

1話のふー君はモテない男をギュッとしたらコイツ!みたいなダメンズぶりをしっかりと印象づけました。

渡辺大地さん、演技上手かったですよ。

黒猫チェルシーの歌も

「どうみても元ブルーハーツの甲本ヒロトの影響を受けているとしか思えない」マイクパフォーマンスが印象的です。

歌もかなりかっこいいので、これは川谷絵音さん、黙っていられないかもしれませんね。

映画館のバイト仲間の水野晴子役に伊藤紗莉さん。

伊藤紗莉さんは「この世界の片隅に」にも出演されていますから、今夏の夏ドラマ2作品ダブル掛け持ちなんですね~。

これだけ上手けりゃ引っ張りだこは理解できます。

伊藤紗莉さんは演技派で有名な女優さんらしく、ここでもさりげなく「その辺にいそうなフリーターの女子」を完全に再現してくれています。

かつては「GTO」や「女王の教室」に「いじめっ子役」で出演し、視聴者を「ガチでムカつかせた」その演技力は視聴者をグッと作品に引き込む魅力をもっています。

映像的にはアマチュアの映画を思わせるような作りになっています。

ゴールデンタイムのトレンドドラマとの違いは決定的にそこです。

ドラマというよりは映画の質感に近い仕上がりです。

もう少しかっこよくすると岩井俊二監督作品っぽくなる感じです、そのもう少しがはるかに遠いいですが…

1話ではワコが生きている現実世界の空虚な感覚を視覚的に表現し、ユメアキとの出会いまでになります。

恋のツキ2話あらすじ 川谷絵音は出演するのか?

とりあず2話の予告動画、オフィシャル版です。

 

 

ユメアキの事しか見えないワコは行動にでるのでしょうか?

ふーくんと別れたらどこに住むの?

という疑問もありつつ、川谷絵音さんは出演する?

テレビ東京公式 TV TOKYO Published on 07/26/2018

 

1話で徳永えりの演技で上手いところを3つ探してみた

「あまちゃん」や「わろてんか」などNHKの朝ドラに多数出演経験のある女優徳永えりさんの連ドラ初主演作品となる「恋のツキ」

徳永えりさんは「健康で文化的な最低限度の生活」通称「ケンカツ」にも主人公が足しげく通う定食屋の経営者役で出演しています。

こちらも伊藤紗莉さんと同じく夏ドラマ2作品掛け持ち状態です。

「ケンカツ」の役柄とワコの役柄は180度違うので、その辺見比べてみるのも面白いかもしれません。

 

徳永えりさんの演技、1話の中でここが上手い!というところを3つあえてピックアップしてました。

1.たたずまい

パッと見た瞬間、ワコが満たされていない女性であることがわかります。

それは表情だけではなく、立ち方とか、話し方などワコの取るアクション全てで

「社会的には弱者の立場にいる女性」

という作品の状況を見事に表現しています。

ニューナンバーのスニーカーがなにか痛々しく感じるのはなぜでしょうか?

2.酔っぱらったふー君に体を求められても気持ちがすでにユメアキに移ってしまっていることを決定的に示すシーン。

ユメアキは右手を骨折しているのか、三角巾でつっていて右手を使えません。

その事を思い出したのか、愛撫するふー君に言ったセリフ

「左手だけでして」

拒めないワコの弱さがなんか悲しいシーンでした。

一人暮らしをしていて、仕事があって、精神的にも経済的にも独立できているワコであれば余裕で拒めるはずが、それができないワコはやはり社会的弱者なのかな…

それを印象づけるとともに、心はすでにユメアキに傾いていることを確定させるシーンでした。

3.バイト仲間の水野晴子にワコが務めていた会社が倒産し、「いい年してバイト暮らし」なのを無意識に軽い感じでバカにされるシーン。

「そこまで…言う?」

と切り返す時のワコの固まった表情と、言い返せない、キレることさえできない弱者の雰囲気は、現実世界でも十分なりそうで、リアリティがありすぎて怖いくらいのシーンでした。

事実ワコのようにフリーター生活をしている人はいるわけで、そんな人がもし年下のバイト君からいじられたら……

笑顔は取り繕っても心はグサッとくるだろうな~と、思わされるような、同じ境遇の視聴者がいたら胸をえぐられるようなシーンでした。

以上、1話から3つ、印象的なシーンを絡めて徳永えりさんの演技、ここが上手い!

をセレクトしてみました。

2話以降、お楽しみに。

cusco

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