絶対零度3の6話感想と7話あら…
ドラマ絶対零度3
沢村一樹さん演じる井沢範人に主人公が代わって、どうなんだ?
という意見をしり目になかなかに評判のドラマになっています。
小田切唯(本田翼)田村薫(平田満)南彦太郎(柄本時生)といったミハンの個性派メンバーも一癖あって面白い役回りです。
山内徹(横山裕)だけが常識人なんでしょうか?
唯一のデフォルトの失敗、ミハンシステムが一向に参考人を検知を的中できない…という矛盾を除いて概ね良好です。
もしかしたらミハンシステムが検知を失敗す続けるのも、なにかの伏線なのかもしれませんが…
沢村一樹さん演じるわけあり元公安所属の井沢範人が、結局最終回でミハンシステムにリストアップされたあげく、実は生きていた桜木泉に過去の真実を知らされるという予想の、根拠を3つ挙げてみました。
絶対零度3の3話冒頭で、井沢範人の過去の記憶を描写するシーンがありました。
井沢範人の誕生日でしょうか?ケーキには「パパ」と書かれています。
しかし家中が荒らされており、嫌な予感に胸を打ちながら捜索する井沢範人。
すると井沢範人の奥さんらしき女性の変わり果てた姿がそこに……
正気を失った井沢範人は男をビルの屋上に追い詰め馬乗りに。
ここは1話の冒頭でもありましたね。
その後、留置場らしき場所に収容されていた井沢範人を藤堂(伊藤淳史)が引き取りに来てドラマはスタートしています。
井沢範人が公安から籍をはく奪されたのはおそらく間違いないところ。
自分の家族をバラバラにした男を自らの手で始末したのかどうかはまだ謎ですが、そう思わせるようなリードの仕方です。
また、山内徹(横山裕)に対してはなにか隠している、あるいは意識しているような描写も見られます。
やはり桜木泉(上戸彩)の元相棒が気になるのでしょうか?
ちょっとハリウッド映画、ブラピ主演の「セブン」っぽい感じで迫力のあるシーンに仕上がっています。
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ドラマの展開を予測するのもドラマの楽しみ方の一つ。
ということで色々考察してみると、井沢範人はかなり黒ではないかという結論に。
むしろもっと言って、ミハンシステムをインストールして運用を開始したところ、システムが真っ先にリストアップしたのが井沢範人だった…
というのも面白いかなと。
ミハンチームのミッションとは、問題を起こしそうな人間を監視し、未然にそれを防ぐというもの。
で、あれば井沢範人をミハンチームという鳥かごにいれ、手元で監視することで問題を起こさないように監視している設定は成り立ちそうな気が。
少なくとも、事件を追いかけているうちは井沢範人はそちらに集中しておとなしいですからね。
ミハンチームのメンバーのプロフィールを確認すると、小田切唯(本田翼)は業務中に追跡相手を必要以上にボコってしまい、ミハンに異動となっています。
自身の忌まわしい過去の体験の反動から、独学で格闘技を学んだという設定です。
田村薫(平田満)は一見おとなしそうで、さえない警察官という設定ですが、回を重ねるごとに
など、高度な専門知識と特殊技術を持ちあわせていることがわかります。
南彦太郎(柄本時生)は資料課の生え抜き、という設定ですが、やっていることは完全なハッキング。
ハッカーの技術は使い方次第では善にも悪にもなりえるので、最強のスペシャリストです。
こうして見ると、ミハンのメンバー全員が何かの拍子で道を踏み外す側に回ってもおかしくないバックグランド、あるいは知識、技術を持ちあわせていることがわかり、もしかしたらミハンのメンバー全員がミハンによってリストアップされたリストに名を連ねる警察官である可能性がでてきましたね。
たしか1話冒頭でミハンシステムがこれまで検知したテストケースは4件、1話冒頭の政治家の秘書を確保し、トカゲのしっぽ切りにしようとした政治家が失脚したケースが5件目だったはずです。
過去の4件とは、実は半沢徳人、小田切唯、田村薫、南彦太郎の4名のケースだった…
っていう勘ぐりもOKなわけです。
ここで桜木泉(上戸彩)の相棒であった山内(横山裕)は除きます。
山内はなにも知らされず、この4人につけられた鈴のような役目かもしれません。
なにしろ毎回毎回ミハンが検知した人物がほとんど「問題を起こす可能性のある人物」ではなく、予知が外れまくっているので、その辺の帳尻をつけるという意味でも、そもそもこのミハンシステムのテストケースというのが、ミハンチームの4名(山内をのぞく)を監視するオペレーションで……
オペレーションの担当者はもちろん桜木泉というオチはありかなしかで考えた時、ギリでありかなという結論に。
最終回、余裕で生きてた桜木泉が井沢範人らミハンチームの前に現れ、ミハンシステムのオペレーションの真相を語る…
という予想をしてみました。
伏線の貼り方、回収のタイミング、メンバーの過去の事件やトラウマの情報の小出しの仕方など、演出はとてもいいので、物語の後半にむけてもう一発ほどサプライズな設定があるとさらに面白くなりそうですね!
2話の政治家と3話の青年実業家が番組の最後に何者かによって罰をくだされているような描写があるので、実はあれは田村薫(平田満)の仕業だった…とか!
おとなしそうなおじさんが!
みたいな衝撃の展開、期待しています。
今までの推測からいくと、ミハンチームは誰が問題を起こす側なってもおかしくない動機や過去があるわけですが、やはりそこは主役の井沢範人がなにかしら問題を起こすのが盛り上がるでしょう。
根拠は以下の3つです。
1はドラマの中の描写通りですね。ベトナムに潜伏しているという桜木泉の手帳にはイザワノリトの文字が書かれており、なにかしらの伏線が張られています。
必ずこの伏線は回収されるので、桜木泉と井沢範人の対決になるのでは?という予想です。
2は上述のとおり、ミハンシステムは井沢範人をすでにリストアップしている。
警視庁も井沢範人を監視する目的で手元に置いている、という予想です。
3は大人の事情です。このドラマのタイトルが絶対零度である以上、やはりシーズン1,2は踏襲する必要があり、このまま井沢範人が主役のままエンディングを迎えると、絶対零度とのつながりがあまりに薄すぎるため、タイトルを使うからには、そして上戸彩の出演を取り付けるからには、あくまでも主役は桜木泉でなければ筋が通りません。
もしタイトルに絶対零度が付かなければ、井沢範人が主人公のさわやか刑事ドラマでいいはずです。
絶対零度を踏襲している以上、あくまでも真の主役は上戸彩…ということになりそうな気がしてなりません。
皆さんはどう思いますか?