7月7日の福島競馬9レースで、障害レースのチャンピオン、オジュウチョウサンが勝利しました!
追記:
そして11月3日の東京9レースの南部特別(芝2400m)に快勝し真下ね…
やはり1000万特別では力が違うようです。
57キロを背負っての勝利ですから、平地のレースでもやれることがわかってきましたね。
オーナーサイドの意向は有馬記念出走…でしたが、ここにきてJC参戦のニュースが!
ハードルレースの最強馬がJC、そして夢のグランプリ出走へむけて、視界良好です!
JC出走なら、勝ち負けになるんでしょうか?
オジュウチョウサン有馬記念への道…武豊騎手で南部特別に勝利!
ハードルホースとして、歴代最高賞金5億3千万円以上を稼ぎだしているオジュウチョウサン。
ハードルホースとしてはすでに歴史的名馬なのにもかかわらず、今回は500万条件(未勝利戦の次のクラス)のレースに出走してきました。
これはなぜかというと、平地のレースで未勝利の馬は平地のG1、例えば有馬記念や、天皇賞には出走できない規定があるためです。
また、4年以上平地のレースには出走していないので、ハードルのないレースに慣らす必要もありました。
そこで、なるべく距離が長く(2600m)、未勝利戦の次のクラスの開成山特別に出走してきたわけです。
しかも鞍上は武豊騎手。
日本で長らくリーディングジョッキーとして活躍している、名手です。
2018年にJRA4000勝を達成しましたね。
正直ハードルで強くても平地は厳しいのでは? と思って見ていましたが、なんと余裕の勝利!
4年前は平地のレースで勝利を挙げることができず、ハードルレースに転向した落ちこぼれ馬が、7歳になってついに平地初勝利です。
4年間、ハードルレースで5億円も稼いだハードル界最強馬はやはり500万下のレースでは格が違いました。
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今回5億円ホースのオジュウチョウサンが500万下のレースを勝利したことで、賞金的にはG1も含めた、すべてのレースに出走が可能となりました。
追記:
そして1000万下も快勝し、平地の獲得賞金は少ない者の、JCは選抜レース、有馬記念はファン投票ですから、出走自体はほぼ可能でしょう。
オーナーサイドの意向は年末のグランプリ、有馬記念への出走だそうですが、有馬記念で勝負になるかどうか、これから「クラス慣れ」する必要があります。
有馬記念そしてJCはG1です。
G1に出走してくる馬たちはみな重賞レースに勝利しているつわものばかり、当然同じ2500mのレースでも走破タイムが違ってきます。
特に3,4コーナーから仕掛けて加速する時のスピードはハードルレースとは比較にならない程早いです。
なので、オジュウチョウサンがこの後必要なのは、重賞レースに出走し、レースの「格」になれること…
だったのですが、意外と使い込めず…クラスなれするためにもアルゼンチン共和国杯には使いたかった…とおもうのですが、間に合いませんでした。
平地の重賞レースに出走し、3,4コーナーから加速した時のスピードに対応できるようになる必要があります。
1000万下に優勝した程度の実績でいきなり自走JCというのは、かなりキツイのは承知。
ただし、昔森厩舎にいたスノーエンデバーという馬は条件馬でしたが、フルゲートに満たないためにJCに出走したことがあります。
そして、そこまで大負けしなかった…という過去の出来事はあるんですよね…
常にハードルレースでは3000m近い長距離を走ってきたオジュウチョウサン。
2400mでバテることはないでしょうが、問題はやはり勝負所でギアが上がった時に追走できるかどうか…
ここだと思います。
また、武豊騎手をブッキングできるのか?
という問題もありますよね…
オジュウチョウサン…有馬記念とJCは武豊?騎乗依頼の仕組みを解説!
マカヒキの手綱をとった武豊騎手。
どちらを優先させるのか…こればかりは人間関係が絡むので、外野はわかりませんよね…
オジュウチョウサンの血統は? 平地でも最強なの? 種牡馬にはなれるのか
2018年で7歳になったオジュウチョウサン。競走馬としてはすでに大ベテランの域です。
父ステイゴールド、母シャドウシルエット 母父シンボリクリスエス
という血統のオジュウチョウサン。
シンボリクリスエスは有馬記念に優勝した名馬。父のステイゴールドは万年2着ばかりでシルバーコレクターと揶揄された馬でしたが、当時GⅡだったドバイシーマクラシック、そして引退レースでGⅠの香港ヴァーズに優勝するなど、海外の大レースで勝ちを収めた名馬でした。
特に当時はまだGⅡだったドバイシーマクラシックで、当時ゴドルフィン(アラブ首長国連邦の王子、プリンスモハメドの競馬グループ)のエースホースだった、ファンタスティックライトを撃破したレースは衝撃的でした。
ヨーロッパのトップホースに競り勝ったわけですからね。
オジュウチョウサンは、そんな名馬の血を引く馬です。
現状、今のままでは種牡馬になることはありません。
障害でいくらつよくても、種牡馬の需要はありません。
種牡馬になるには、スピードの証明が必要です。
ステイゴールドは日本競馬史上最強の一頭オルフェーヴルを排出するなど、種牡馬としては超一流でした。
しかしすでに他界していますので、実はオジュウチョウサンがもし有馬記念の好走すれば、種牡馬としての需要も生まれてきます。
JRAの重賞勝ち馬は引退後は功労馬としてのんびり余生を過ごすことができますから(JRAが毎月補助金を交付するため)、今のままでものんびりと余生は過ごせるオジュウチョウサンですが、もう一つ高みを目指して、障害レースの勝馬としてのJRA平地G1制覇という、史上初の快挙へ向けてばく進です!
ちなみに過去に障害レースの練習をして(調教)、その後G1レースに勝利した馬が一頭います。
有馬記念の勝馬メジロパーマーです。
メジロパーマーもガチガチのステイヤーでした。
ちなみにパーマーは種牡馬になってますよ。
オジュウチョウサンに期待しましょう!
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