グッドドクター 3話感想 脚本と演出が面白くない理由を3つ発表

グッド・ドクター

山崎賢人さん主演ドラマ「グッドドクター」の3話感想4話あらすじの記事になります。

サヴァン症候群を抱えた小児科医という難しい役に山崎賢人さんが挑んでいる今作。

コミュニケーション能力に明らかな問題を抱えながらも、医師としての知識はずば抜けている新藤湊。

2話の感想の記事でも書いた通り、このドラマはどこを見せていくのか?

をもう少し明確にしてもらいたいと思います。

湊の医師としてのずば抜けた能力で患者を救っていくドラマなのか、それとも小児の治療という医療的難易度の高さ故の絶望的な人手不足に悩まされながらも頑張る小児科医の現場を見せるドラマなのか?

今のところ後者はやや説得力に欠ける感じですが、さて3話はどんな内容になっているのでしょうか?

助かる見込みのない重傷の少女が東郷記念病院に運ばれてきます。

通称「たらい回し編」

はっきり言って、脚本は古典中の古典、やりつくされたテンプレートの回だから、役者の演技と演出でどう視聴者を引き込んでいけるのか?

ハードは鉄板の古典だけに、ソフトウェアの部分の部分の良し悪しで出来が左右される回だと思います。

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ドラマ「グッドドクター」3話感想

さて、「たらいまわし編」ですが、興味深いのはSNSで番組放送前から以下のような番宣が投稿されていたこと。

「グッドドクター」第3話

たらい回しにされる少女に命の危険が!

守られるべきは病院のメンツか?患者の命か?

今夜も感動必至のストーリーをお届けします

皆様の心が温まる

1時間となりますように

グッドドクター公式ツイッターより

つまり、制作側としてはストーリーがガチバレしても構わない、演出と演技で面白い演劇をみせまっせ!

という前提で番宣しているわけです。

3話の予告の動画を10秒見るだけで、どのようなストーリーで、どんな展開になるのかはすぐにわかる、古典的な脚本でお届けしますと最初から告知しているわけで、これはなかなかに挑戦的でかつ面白いマーケティングだなと思いながら予告動画を拝見しました。

ので、今回のグッドドクターの展開はありとあらゆる医療ものドラマでやりつくされた古典的ストーリーがツルっと展開します。

目の前で消えようとしている小さな命を救いたい……

医療の最前線で戦う現場の医師たちと、

病院のメンツと言いつつ、自身の出世欲に駆られる中間管理職の医師との

命の最前線で起こるギリギリの葛藤を描いた感動のヒューマンヒストリー

これでいいんじゃないでしょうか?

問題はこのストーリーをどう演じるのか?どう演出するのか?です、今回は。

ズバッと書くと、演出の方向性は間違っておらず、きちんと見せられるものに仕上がっているとはおもいますが、医師を演じている役者がちょっと気の毒に思います。

山崎賢人さん以外のこのメンツで超高度な手術をして命をギリ救います、という見せ方は、ちょっと物足りないですし、放送の時期が悪すぎました。

医療現場における医師や病院のメンツうんぬんをテーマにお話をつくるのは、前クールのTBSドラマ「ブラックペアン」とテーマが被ります。

あちらが内野聖陽さんが凄腕の心臓外科医を演じて、そのライバルの教授役が市川猿之助さんでした。

医療現場のドロドロに巻き込まれるのは最近役者としてメキメキ実力をつけた小泉孝太郎さんと泣き役をやらせたら現在日本一の竹内涼真さんでした。

ちょっとこの「ブラックペアン」の直後のクールで同じような医療現場のドロドロ系人間関係のテンプレートでお話を創るのは苦しかった気がします、どんな役者さんが配役されても。

さすがにTBSの日曜劇場、クオリティ高かったですよ。

それでも藤木直人さんも戸次重幸さんも今回は迫真の演技で熱演されてますので、ちゃんと見れます。

比べるのもどうかですが、毎クールドラマを見まくっている当方としては、以上の感想です。

あと、一点。

そもそもこのお話だと、山崎賢人さんがサヴァン症候群を抱えた医師役を演じる意味、ある?

ということです。

病院の決定は他へまわせ、どうせ助からない…です。

でも湊や上野樹里さん演じる瀬戸夏美は目の前の命を助けたいと主張します。

この葛藤が今回の見せ場です。

これってでも、超ピュアな新人レジデントの竹内涼真さんがブラックペアンでもさんざんやったことでは?

つまり、サヴァン症候群を抱えた医師が登場する意味、あるのか?ってことです。

せっかくサヴァン症候群という飛び道具を使って、難しい役どころを山崎賢人さんが素晴らしい演技力で見事に演じているのに、見せ方があまり面白くない…と今のところ感じています。

これだったら中居正広さんが演じて話題になったドラマ「ATARU」のようにシンプルにサヴァン症候群を抱えている人間の特殊能力を全面に押し出したストーリーの方がまだ楽しめる…ように思います、今のところ。

話題になっているのは山崎賢人さん演じる湊がおにぎりを食べるシーンがかわいいとか、山崎賢人さんの演技がヤバい!とか、ソフトウェアの一機能にだけ集中していて、ハードウェアたる脚本や演出に関するコメントがほとんどありません。

演出が面白くない理由3つは

  • サヴァン症候群を扱う意義が見当たらない、ピュアなだけなら新人のレジデントでも設定的に問題ない
  • 医師の集団なのにサヴァン症候群をまるで理解していない演出になっている
  • 最初からできないとわかっていることを湊にやらせて、できないからキレているだけ

サヴァン症候群を扱った演劇であることや、病院を舞台にした演劇であること、登場人物たちが医師、または医療関係者であることなどの設定がまるで生かされおらず、舞台を横浜のオシャレなIT企業のエンジニアに置き換えても違和感がまるでないレベルでしかありません。

医師が病気に対して、患者に対して無能に描かれているのが、どうにも現状受け入れがたい演出なんですね。

現状、東郷記念病院の小児科はブラック職場として描かれています。

この医療現場のいじめ方見せられて、お医者さんになりたい!と思う人、いますか?

1人を寄ってたかっていじめ続ける東郷記念病院の小児科の医局医たちです。

役者も使いようだと思いますし、ちょっと勿体ない感が否めません。

山崎賢人と浜野謙太

山崎賢人主演ドラマ「グッドドクター」4話あらすじ

湊はオペが必要だが心を開かず、なにも話そうとしない身元不明の少女の担当医になりたいと高山(藤木直人)に申し出まs。

しかし高山、夏美(上野樹里)を始めとした医局のメンバー全員に反対され、申し出は却下される。

ところが課長職の間宮(戸次重幸)がやってきてトップダウンの命令で湊を少女の担当にしてしまう。

間宮は湊に業務上のミスをさせ、問題を起こさせようとたくらむ猪口(板尾創路)が仕向けた指金でした。

喜んで少女の担当医として少女の診断にあたる湊だが、少女はなかなか心を開いてはくれません。

ある日、少女の母親を名乗る女性、大石薫が病院を訪れます。

母である薫に病状を告げる湊となぜ心を閉じてしまっているのか、言葉を話さないのかを訪ねる夏美。

すると薫はもしかしたら自分が義理の母であることが理由かもしれないと切り出す……

3話は視聴率こそ11.6%と最高を記録しましたが、訴訟を起こすと騒いだ亡くなった少女の両親の演技がくさすぎて見ていられないという声も聴かれました。

役者さんの演技が…というよりはやっぱり演出がちょっと…

演出がつまらないという内容の記事をこの後書いていますので、良かったらご一読ください。

 

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グッドドクター脚本と演出が面白くない理由3つ発表

あいかわらずこのドラマの設定に疑問をいだかずにはいられません。

新藤湊はサヴァン症候群を抱えていて、コミュニケーションに難がある…

職場の「医師たち」はその事を事前に知らされていながら、サヴァン症候群を抱えている人間に対する対処能力がゼロとして描かれています。

これは日本の社会が基本

  • できないことを克服することが美徳
  • なんで周りと同じ事ができないの?

子供の頃からこういう教育を受けていると、こういうドラマの設定も生まれてくるのかな?と思います。

ヨーロッパは特に、良いところを伸ばす!という教育方針が市民権を得ていますので、何かができなくても、何かが人より優れていれば、その優れている技術な知識を必要とされる社会構造であり、組織構造です。

そうでなかったら故・ホーキング博士みたいな五体満足ではないけれども、尋常でない頭脳をもった人間ですら、

「おまえは手足が動かないから役に立たない、あっちいけ」

になってしまうわけです。

彼は手足が動くその辺の人間の誰よりも明晰な頭脳でもって人類の成長に貢献した人物です。

「グッドドクター」の設定だと、湊は誰よりも優秀な記憶力と、適格な医療診断がくだせるにもかかわらず、組織のサポートが不十分ではないという「まわりの落ち度」のせいでその人並外れた能力を発揮できないでいるようにしか見えません。

ぜんぜん泣けないんです、外国の社会で生活している当方としては。

ちょっとうがった見方なんですけど、これがうける日本の社会ってどーなの?

って本気で思います。

湊が救った命の重さ云々の前に、どうしてもこの東郷記念病院の医師たちの無能な設定に違和感と失望がありすぎて、入り込めません。

このドラマを毎回楽しみに視聴されている方には、こんなレビューになってしまい申し訳なく思いますが、どーしても

「人よりも優れた能力を持つ人間の扱い方」

の描き方が受け入れられないです。

周りが当たり前でできていることを一生懸命努力してできるようになっても、それってそんなに特別なことですかね?

そうではありませんね、だって誰でもできることですから。

「特別な人間」の存在を受け入れる土台が日本にはないのかな……

と強く感じさせるドラマです。

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