ドラマ遺留捜査5の3話の感想と4話のあらすじを書いていきます。
遺留捜査5、2話の視聴率、10.7%……と1話の14.7%から4%のダウンでしたね。
2話はどのドラマも通常下がるものなので、仕方ないといえば仕方ないですが、あのクオリティで10.7%か…とちょっと残念でした。
小田和正さんのエンディング曲も映像にばっちりあってて素晴らしい出来栄えなんですけどね…
ただ、視聴率でドラマの出来を判断することができない時代ですのであまり気にする必要はありませんが……
気を取り直して3話を楽しんでしまいましょう。
上川隆也の代表ドラマ「遺留捜査5」3話の感想
遺留捜査の3話です。
今回糸村刑事が事件現場で目を付けたのはカブトムシです。
2話でも現場の机の上のメモ帳の筆跡にすでに最初から気が付いていた糸村刑事。
さすがに視野が広いです。
被害者の人材派遣会社社長の桑原達也(増田修一郎)はカブトムシの収集家でした。
現場の現場検証そっちのけで一匹だけ目の色が赤いカブトムシに気がつく糸村刑事。
秘書によれば、事件前はそのような種類のカブトムシはいなかったということから、糸村刑事はカブトムシの線をたどって森の中へ……
なんか糸村刑事と森ってよく馴染んでいて、しっくりきますね。
今回の容疑者の野口役の黄川田将也さんは、よく考えたら「科捜研の女」でも逃亡犯の役でしたね……
犯人役か容疑者役が良く似合う役者さんているんですよね~。
で、逃げた野口の娘さんが急性白血病で入院中。
今回の事件のキーワードは骨髄移植です。
野口は娘の骨髄移植のドナーとして適合するかどうかを検査を受けますが、実は野口はウィルス性肝炎を患った経験があるのでドナーとして骨髄移植をすることができないことが判明するんですね~。
でも逃げた動機がイマイチ良くわかりませんでしたね…
カブトムシをプレゼントで送ったゲーム会社社長の戸川ですが、う~ん、この戸川が最初犯人かも…って思いましたが違いましたね。
犯人は誰かは書きませんが、キーアイテムはカブトムシなわけで、まさか糸村刑事、今回は匂いで事件を解決へ導くとは思いませんでした。
「カブトムシは見ていた!」
的な副題がついてもよさそうなもんでした。
結局野口は
- ブラック企業でこき使われる
- 娘にドナーとして骨髄移植をしてやれない
- 実は弟だった戸川からは誤解されまくる
- 挙句の果てに命を奪われてしまう
散々な散り際でしたね~。
ちょっとかわいそうすぎる…
でも今回はちょっと、カブトムシの採集に山へと入っていく糸村刑事ですが、さすがに誰もとめないのか?
という疑問はわきましたね。
基本、このドラマのデフォルトとして、糸村刑事がどんなに意味不明な捜査を希望しても、勝手にやっていても、上司もバディの神崎(栗山千明)も文句は言うけど誰も制止せず、糸村刑事は好き勝手出来る…ことが前提なんですよね。
ま、なにかしら非現実的なデフォルト設定がないと物語にはならないので、それはそれで良いのですが…
今回はかなりぶっ飛んだ推理の糸村刑事でした。
最終的に実の弟の戸川が野口の娘の骨髄と適合して良かったですね、唯一救われた出来事でした。
関連記事:遺留捜査5 4話感想5話あらすじ 栗山千明は刑事役がうまい!
ドラマ遺留捜査5の4話あらすじ
あらすじは追記します。お待ちください。
遺留捜査5 糸村タイムの楽しみ方3選 これで上川隆也は8年糸村を演じている事実
糸村がひたすらお世話になり続けている人物、それが「現場にでることで有名」な京都科捜研の村木さんです。
村木さんがお人よしの科捜研の職員でなければ糸村の「3分時間をください」のくだりも全部ないわけです。
最近は3分くださいと言って、お寺に場所を移して話始める…といった推理ドラマのお約束のパターンに
「3分で話すより移動時間の方が長いだろ」
といったツッコミが良く見られますね。
それだけ視聴者が「糸村タイム」を楽しんでいるという事でしょうか…
- 真犯人は断崖絶壁で真相を告白
- 被害者はなぜか芝浦ふ頭に呼び出される
- 車から降りて、車外の方が眩しいのになぜかグラサンを「降りてから」外して決めポーズする刑事
この辺のドラマあるあるにSNSでツッコミを入れながら見るのもドラマの楽しみ方ですよね。
一人で見るより、ネットでわちゃわちゃ言いながら見た方が面白いですしね~。
その辺を計算にいれて演出すると、外野はより一層楽しめるわけですよ。
糸村タイムの楽しみ方としては
- 3分ではない
- 場所替えの移動時間、きっと1時間
- ベタ内容のオチだったりするが、糸村のキャラと役者の演技で余裕でOK!
「3分ください」の下りからストップウォッチで時間を測るコアなファンもSNSに存在する恒例の「糸村タイム」
別名「糸村3分クッキンング」などとも呼ばれていますが、今から真相を解明しまっせ!
という合図にもなっていて、ストーリーの進行にメリハリがでて良いです。
水戸黄門の印籠タイムみたいになっていますが、だからこそ8年もロングランが可能なんだと思います。
名作は作りが「シンプル&偉大なマンネリ」の果てにありますから、遺留捜査の糸村タイムはこれでいいのです。
また、村木さんの好きな人、というネタは本編の進行とは全く関係がないにもかかわらず、このネタを入れただけで視聴者の喰いつきが全然違うわけですよ。
今後、糸村刑事の好きな人…というネタもやってほしいですね~。
遺留捜査5の2話感想はこちら:遺留捜査5 2話感想&3話あらすじ 谷村美月の演技今回もうまい?
村木さんの好きな人…というよもやま話が1話で登場し、ネットではちょっとした「マリコ祭り」が起きていましたが、もう一回整理しておきましょう。
- 同世代
- そこそこのキャリア
- バツイチ
というのが今わかっている情報です。
しょっちゅう現場に出てしまう困った京都科捜研の女性職員がいますよね、約一名。
今後ちょこちょここのネタを小出しにしてくるかもしれないので、「科捜研の女」もご覧になっている方は要チェックですね。
自社で放送している別の番組をオマージュで使ったり、フリックさせてSNSでの拡散を狙ったりと、テレ朝は視聴者をいかに引き込むかというドラマの外の演出がうまいですね!
ところで村木さん役の俳優の甲本雅裕さんは元ブルーハーツ、現クロマニヨンズのボーカル甲本ヒロトさんの実弟です。
これはすでに有名な事実ですが、何度見ても甲本雅裕さんの演技から「歌っている時の甲本ヒロトさん」が全く想像できず、歌と演技、フィールドは違えど同じ演者でもこれだけ表現に違いがでるものかとうならされてしまいます。
なにしろ今のアラフィフからアラフォーにかけての世代は漏れなくブルーハーツを聞いて10代20代を過ごしているわけで、甲本雅裕さんの周りの俳優仲間も同年代は全員お兄さんの歌を聞いて絶叫していた世代ですから、あまりにも影響力のありすぎる兄を持つ弟って、他人にはわからない大変さとか、プレッシャーがあるだろうな~と察するわけです。
もちろん甲本雅裕さんも成功されている役者さんですけどね。
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