大坂なおみの海外の反応は? 日本国籍とハーフの定義ってなに?

大坂なおみ

テニスの全米オープン日本国籍保持者として初めて制覇した大坂なおみ選手。

安倍晋三総理大臣も祝福のメッセージをアナウンスするなど、一躍時の人となりました。

すでに広く知られているとおり、大坂なおみさんはハイチ系アメリカ国籍の父親と日本国籍の母親の間に日本で生まれた方なので、20歳の現在は二重国籍保持者です。

今回もネットでは一部で大坂なおみさんのバックグラウンドに対して「本当の日本人ではない」といった意見がでています。

この日本人にがっちりと根付いた「純血主義」について、アメリカのメディアが複数伝えています。

大坂なおみさんの全米オープン優勝に絡んで、沸き起こった日本の国籍に対する価値観や、「ハーフ」という言葉が持つ意味についてなど、海外の反応をご紹介します。

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大坂なおみさんの父親と母親の国籍

大坂なおみさんは日本生まれです。

母親が日本国籍で、お父さんがアメリカ国籍なんですね。

日本で生まれた後、3歳でアメリカに移住したとのことですが、二重国籍状態ということはアメリカに移住後アメリカの市民権を申請して取得したという理解でいいと思います。

国籍って難しいですよ。

日本の人はよく〇〇人という表現を多く使いますが、例えばユダヤ人であれば世界中に散らばっているので、アメリカ国籍のユダヤ人…という表現になりますよね?

大坂なおみさんはお母さんが日本国籍なので、日本国籍を取得できますし、現状二重国籍である以上もちろん日本人(Japanese)ですよね?

アメリカのメディアも大坂なおみさんのナショナリティをJapaneseとして紹介しています。

また、アメリカの複数のメディアが日本ソーシャルメディアで大坂なおみさんの国籍について、ハーフという表現が使われていることを取り上げ、平時はハーフという表現がやや差別的な意味で使われていると報じています。

実際にハーフという認識にコンプレックスを抱きながら生活している「ダブル」の日本人の声を紹介しています。

要は

「こんな時ばかりハーフの人間を日本人の誇りだ!みたいな反応にはうんざりする」

というものです。

例として宮本エリアナさんという女性がミスユニバースジャパンに選ばれた時の話を紹介しています。

宮本エリアナさんは父親がアフリカ系アメリカ国籍、母親が日本国籍の日本人です。

日本生まれの日本育ちですが、褐色の肌です。

宮本エリアナさんがミスユニバースに選ばれた時

「見た目が日本人じゃない」

という理由でネットで批判が展開された…と報じられています。

大坂なおみさんも同じような批判にさらされている、ということです。

ジャパンタイムズにコラムを寄稿しているアフリカ系アメリカ人コラムニストのマクニール氏は日本で暮らして14年になるライターで

「この国の国民は同一民族にプライドを持つ人々である」

と今回の件に関して、自身の苦い経験を語った…とも紹介されています。

ただし、日本人のそうした意識は少しずつ変わりつつあるとしています。

大坂なおみ

海外の反応 ハーフという表現について

日本においてHAFUという表現がいわゆる英語におけるHALFという言葉から来ていると紹介し、日常においてはダブルの人達(いわゆる一般的にハーフと呼ばれている人達)がこの表現によってやや差別的な扱いを受けていると指摘しています。

そして、日本においては「日本人」という定義が非常にあいまいであることも紹介しています。

そして今回の大坂なおみさんの全米オープンの勝利が、そうした日本の社会における「ハーフ」の人達の定義に一石を投じることになるとしています。

大坂なおみさんの存在は日本の次世代の姿である…とまとめているメディアもあります。

ちょっとまとめると、日本の「複数の国のバックグラウンドを持つ人間」に対する認識は相当世界の常識からズレている…という論調です。

アメリカに住んでいるわたしもそれを強く感じますね、正直。

特に最近の出来事でタレントのウエンツ瑛士さんが英国に留学するため芸能活動を一時休止するというアナウンスがあった時のメディアの報道がチョーお寒かったです。

曰く、ウエンツさんは見た目が日本人ではないため、ドラマや映画に出演したくても役がない…というものでした。

でもね、ウエンツさんはお母さんが日本国籍の女性で、日本で教育を受けて、日本語がネイティブで話せるのに日本人ではないんですって!

そんなアホな!

そのくせダブルで彫りの深い顔立ちの美人モデルにキャーキャーいうのは、どういうことなのか、ちょっと理解が難しいです、日本。

だから、ダブルの人間が国際的な賞をとったり、名誉な快挙を成し遂げた時だけ日本人扱いするなよ!!

っていうダブルの人の声をアメリカのメディアに紹介されるのは、なんとも寂しい限りです。

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日本は血統主義 国籍の選択を迫られる

最後に、すごくおおまかにいうと、日本人が生まれた時に日本国籍を取得するためには父親か母親が日本国籍の人間であることが大事です。

日本は血統主義を重んじている国だからですね。

日本と同じく血統主義を採用している国にドイツがあります。

アメリカは出生地を重要視するため、両親の国籍がどこであれアメリカの領内の病院の出生証明があれば誰でもアメリカ国籍です。

大坂なおみさんも近いうちに日本国籍を選ぶか、アメリカ国籍を選ぶか、国籍の選択を迫られることになるはずです。

日本国籍の人間が他国の国籍を取得する場合、日本国籍ははく奪されてしまいますが、この二重国籍法案はかなり古い法案なのでそろそろ改正の時期にきているという有識者の議論が起きていることも事実です。

ただし、すでに他国の国籍を持っている人が日本国籍を取得しても、他方の国が二重国籍を認めていれば、そちらを破棄する必要はない…と指摘している有識者もいます。

単純に、大坂なおみさんは日本国籍を選んでしまえば日本国籍を維持でき、かつアメリカ国籍を破棄する必要もなく、今のままでいられる…ということでしょうかね?

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